気持ちの伝え方


こんばんは。心と体のカウンセリングオフィスTARO san(たろさん)です🐾

例えば、ある集まりで隣同士になった初対面の人とこんな会話になったとします。

“私”の立場で会話していると想像してみてください。
どんな印象を持つでしょうか?

【ファイル1】
私:「私は専業主婦です。子供3人と毎日バタバタしてます」
相手:「そうですか。私も主婦なんですけど、ちょっとした副業をしてるんです。家でもできるから負担は意外と少ないんですよ」
私:「そうなんですね。」
相手:「はい、でも3人の子育てだなんて忙しいですよね。すごいです!」
私:「いえいえ、そんなことないですよ」
相手:【いやー、きっと素晴らしいママさんなんでしょうね」

では続いてこちらはいかがでしょうか?

【ファイル2】
私:「私は専業主婦です。子供3人と毎日バタバタしてます」
相手:「そうですか。私も主婦なんですけど、ちょっとした副業をしてるんです。家でもできるから負担は意外と少ないんですよ」
私:「そうなんですね。」
相手:「はい、でも3人の子育てだなんて忙しそう。すごいと思います。」
私:「いえいえ、そんなことないですよ」
相手:【いやー、きっと素晴らしいママさんなんだろうなって勝手に想像しちゃいました。」

感じ方は人それぞれだと思います。
でもどちらかと言うとファイル1のほうが好き嫌いが分かれる傾向にあります。
なんか評価されてる気がするとか、副業に誘われるんじゃないかとか…。

ファイル1のほうは、YOUメッセージと言って相手のセリフの主語がYOU(あなた)になってます。
〈例〉3人の子育てだなんて(あなたは)忙しいですよね。

一方ファイル2のほうは、Iメッセージと言って相手のセリフの主語がI(わたし)になってます。
〈例〉3人の子育てだなんて忙しそう。(わたしは)すごいと思います。

こちらはインパクトこそ少ないもののわりとすんなり言葉通り受け取る傾向にあるようです。

ちょっとした言葉の使い方で相手に与える印象は変わるものですね。

最後まで読んでくれてありがとうございました<(_ _)>


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心と体のカウンセリングオフィスTAROsan(たろさん)です。 対人援助職としての経験から最も大切だと学んだこと、それは…心の自己管理(心メンテ)でした🍀 以来15年以上に渡り、心メンテの実践と研究を続け、対人援助に携わる人たちに伝えています😊 すぐる:臨床心理士、公認心理師

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